お腹の血管が浮き出る(肝硬変)
お腹の血管が浮き出る場合としては、まずへそ周辺に放射状の模様で血管が浮き出てくる場合があります。これは「メデューサの頭」とよばれ肝硬変が疑われる症状です。
この場合は、いそいで医師の診察を受けることをおすすめします。
ちなみにメドゥーサとは、ギリシア神話に登場する髪の毛が蛇になってしまった怪物でのことで、腹部に浮き出た静脈の怒張(血管がふくれること)の様子がこの怪物の頭を連想させることから「メデューサの頭」と呼ばれています。
お腹の血管が浮き出るようになるのは、肝硬変がすすんでくると肝臓の中を血液が流れにくくなり、そのために一部の血液は肝臓に入りきれない状態がでてきます。その血液は肝臓を迂回してそのまま心臓にもどってきます。
その戻る道筋は腹壁静脈からだけでなく、食道静脈、腸内静脈なども利用されます。そのため「メドゥーサの頭」がみられる方には、よく下血したり、血を吐いたりするものですが、それは食道静脈や腸内静脈がふくれて破れてしまった結果です。
原因である肝硬変も危険ですが、特に食道静脈が破れた場合は大量の出血となる危険が高いです。お腹の血管が浮き出る場合は、病気の症状と考えて注意してください。
肝炎、門脈圧亢進も同様な症状がみられます。
血管が浮き出る症状と改善する情報を紹介!
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